美容サロンをおしゃれにする内装工事のポイント

美容サロンの内装工事は、その店のコンセプトやターゲットに合うデザインにすることが大切です。色味や家具などもセンスの良いものを取り入れるとおしゃれな空間が出来上がります。

エステやネイル、美容室といった美容関連のサロンは、お客様がいかに満足できる店舗にするかが成功の鍵を握っています。美の向上を求める人が訪れる空間であり、リラクゼーションサロンでもありますそれゆえに、おしゃれでセンスの良い内装であることが重要と言えるでしょう。 ここでは美容サロンの内装工事において、どのような点に重きを置いて工事すると良いかを紹介します。集客と店舗発展につながるためにも、工夫された内装工事を施したいものです。

店のコンセプトやテーマに合う空間づくりを

サロン

まずはその店のテーマやコンセプトを明確にしなければいけません。そしてそれに合う空間となる内装を考えることが大事です。テイストはナチュラルなのかモダンなのか、それともポップでアメリカンな感じにするのかを決めます。さらに可愛い系やスタイリッシュ系、ラグジュアリー系などデザインコンセプトも明確にしましょう。

例えばネイル系の美容サロンとしてナチュラルで可愛い系の店舗にしたいなら、白を基調としたクロスや天井にします。レースやドット、チェック柄などを取り入れても可愛くなります。一方、落ち着いた和のテイストにしたいなら和柄のクロスにして和紙を使用した照明を付けると素敵です。こうしたお店の雰囲気は、扱う商品サービスのターゲットとなる客層の年齢も関係します。年配層のお客様が多いのであれば、シックでモダンな感じが好まれます。子供やママがターゲットなら、ワクワクするような元気で明るい内装デザインを考えましょう。男性客が多いメンズエステサロンの場合なら、女子向けとはまったく異なる内装になるはずです。客層を把握して、それに合う雰囲気作りを内装でも工夫していくことがポイントです。

機能性もあり効果的な色彩の取り入れ方

おしゃれな美容サロンというのは、店内に入った途端にその店のカラーを感じることができます。色彩は見た目も機能面もさまざまな効果を持っています。白はナチュラルで清潔感がある上に、膨張効果によって店内を広く見せることができるでしょう。黄色やオレンジ色などのビタミンカラーは、生き生きと活発で爽やかな感じです。お客さんが心身ともにリフレッシュできる効果があります。青色は精神的に安定感をもたらす効果があります。

青色のクロスやカーテンを付けることで、精神的に落ち着いてほっとできるのではないでしょうか。例えばエステサロンの場合、受付ロビーや廊下などは清潔感のある白色を基調とし、施術を行う個室は青い壁で統一すればお客さんはリラックスして過ごすことができます。目的によっても取り入れる色彩を変えると良いです。色彩は壁や天井、インテリアのほか照明でも取り入れることができます。蛍光灯にするのとブルーライトやオレンジ系の間接照明を使うのとでは全然違います。色味に関しては照明も工夫してみましょう。

完全個室か半個室か間取りを考慮

お客様がおしゃれに感じるかどうかは、店舗の間取りや構造も大いに関係しています。美容サロンはほかのお客様にあまり見られたくないと感じるシチュエーションも少なくありません。エステ系であれば、服を脱いで受ける施術もあります。美容室でも、洗髪する場所は個室のほうが落ち着く人もいるでしょう。スタッフとのカウンセリングやお喋りも、ほかのお客様に聞かれたくない内容もあるはずです。

いろいろな事情をふまえると、やはり美容サロンは半個室や個室もあったほうが無難です。開放的な店舗も良いですが、プライベートな施術室を作ることでお客様はおしゃれで居心地が良い店だと感じます。中にはなかなか完全個室を作るのが難しい物件もあります。そのときは仕切り板となるパーテーションを使用するなどの工夫をしたいものです。仕切り板も素材や色味を考慮すれば十分、おしゃれに見えます。お客様が気持ち良く過ごせる間取りを、いかにセンス良く作ることができるかが重要ポイントと言えます。

統一感のあるインテリアや家具を

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お客様がリピートしたくなる美容サロンは、スタッフの技術や費用面が大いに関係しています。しかしそれだけではなく、可愛くておしゃれな店内であれば気に入ってもらえる確率が高いです。特に女性客は可愛いものが大好きです。「とても可愛いお店で居心地が良かったので、またお邪魔したい」と考える人は多いことでしょう。そこで美容サロンの内装は、統一感があってセンスのあるインテリアや家具、雑貨類の選び方も重要になってくるわけです。

ここでポイントは、全体のバランスを考えて導入するという点です。ナチュラルな雰囲気の店内であれば、家具や雑貨類もナチュラルテイストを選ぶようにします。せっかくナチュラルテイストなのに、アメリカンな小物やアジアン系の篭などいろいろなものを置くとどこかちぐはぐです。できるだけ統一性のあるものを置くことが大切です。女性客が多い店なら、手作り雑貨を置くのもおしゃれでおすめです。手作りクッションや手編みのブランケットなど、女性心をくすぐり人気が出ることでしょう。

非日常な雰囲気を漂わせるアイデアを

お客様は美容サロンに、普段とは違う非日常な空間を楽しみに訪れているとも言えます。仕事や育児の喧騒やストレスを忘れたい人もいるはずです。それゆえに、店舗内装に関しても生活感を感じないおしゃれな場所にすることが非常に重要です。受付ロビーからして、ラグジュアリーで洗練された雰囲気を醸し出せばお客様のテンションが上がります。あまり敷居が高くなり過ぎないように可愛いイラストの看板でアットホームな雰囲気も出しつつ、店内に入れば「女としての自分」を取り戻せるような内装が良いでしょう。

大理石やレース、ゴールド色などを取り入れることで贅沢な高級感あるお店作りができます。トイレやロッカールームなども、庶民的ではなく美容サロンならではの素敵な部屋にしたいものです。そのためには道具を仕舞える収納スペースを充実させることも大切です。日頃、主婦の人たちが目にしているものをできるだけ仕舞えるように考えてみましょう。非日常な美容サロンはとてもおしゃれで、お客様はリラックスできるのです。

インパクトや個性のある内装を考える

今やエステサロンも美容室も星の数ほどあります。だからこそ、ほかの店とは一味違った個性が必要となってきます。無難にすることも大切ですが、ところどころにその店でしかできないインパクトを表現したいものです。

例えば使用するチェアに関して、なかなか目にすることのないアンティーク調のものを取り入れてレトロな感じを出してみるのも面白いです。お客様はアンティークな椅子に目が行き、忘れられないものとなるでしょう。見た目だけでなく座り心地が良ければ尚良いです。アンティークな素材の建材や家具は、高級感もあり美容サロン系におすすめと言えます。

成功のコツは、あまりにも個性的にし過ぎるのではなくどこかワンポイントだけインパクトを与えるようにすることです。そうすれば多くの人に良い印象を持ってもらうことができるでしょう。内装の壁に、大きなイラストを描くのも面白いかもしれません。子供のお絵描きのような可愛い手書きの絵もお客様の心を掴むはずです。お客様が飽きず、楽しめる内装にしたいものです。

まとめ

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美容サロンはこのように、その店のテイストや目的、ターゲット層に合うデザイン内装を考えることが何より大事です。そしてお客様の気持ちになって、美と非日常にポイントを置いた空間作りをすれば成功することでしょう。色味やインテリア、使う建材もしっかりと選んでいきたいものです。お客様がまた行きたくなるような素敵な内装にしてみましょう。